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2013.12.31

ブログ記事で振り返る2013年(後編)

 2013年、2014年じゃなく2013年も今日で終わり。昨日に続き、今年一年間のブログ記事を振り返りたいと思います。まずは六月から…

 と言いつつ、比較的おとなしかった6月。ここで一つ記事を挙げるとすれば明日NHKで放映される「桜ほうさら」の感想でしょうか。
 実は本作のほか、5,6月には伝奇性の薄い作品を幾つか取り上げているのですが、それには理由があります。

 実は7月に発売された「本の雑誌」8月号の「2013年上半期ベスト」において、時代小説の部を担当させていただきました。その選考(というのは大袈裟ですが)でこの時期は伝奇もの以外の作品も色々と読む機会があり、大変勉強になりました。
 ちなみに上半期ベストに挙げた伊東潤「巨鯨の海」は、その後、山田風太郎賞、この時代小説がすごい! 2014の単行本部門第一位に選ばれ、こちらとしてもある意味ホッとしたところです。

 さて、七月には同じこの時代小説がすごい! 2014の、こちらは文庫部門第一位となった「決戦 奥右筆秘帳」が発売。これでシリーズ完結となりましたが、まさしく大団円というべき内容であったかと思います。

 完結といえば、八月には「曇天に笑う」の最終巻が発売。本当に最後の最後までどうなるのかハラハラしっぱなしの展開でしたが、こちらも見事なハッピーエンドでした。来年のアニメ版も期待です。
 また、八月で個人的に嬉しかったのは、風野真知雄の「爺いとひよこの捕物帳」の復活。今年はこのほかにも「勝小吉事件帳」「大奥同心・村雨広の純心」と、中絶していたシリーズの復活が相次ぎ、がファンとしては嬉しい一年でした。

 復活といえば9月には高橋三千綱の「剣聖一心斎」シリーズが「大江戸剣聖一心斎」として復刊されたのも嬉しいニュースでした(装丁やサブタイトルはもう少し、こう…とは思いますが)。
 もう一つ9月で印象に残っているのは、こちらは文庫化の「いまはむかし 竹取異聞」。今年は「かぐや姫の物語」が話題となりましたが、私にとっての竹取物語はこの作品です、というのは言いすぎかもしれませんが、自分が児童文学を読む理由を再確認させてくれた良作でありました。

 そして10月にも完結と復活が。完結の方は、平谷美樹「風の王国」。全10巻を隔月で書き下ろしというペースでの刊行でしたが、最初から最後まで非常に濃密な内容をキープ、この最終巻も最後の最後まで走りきった感があります。

 一方復活の方は、長谷川卓の山の民もの最新作「嶽神伝 無坂」。嶽神の名を冠しているだけでなく、内容の方もこれまでの山の民ものの主人公クラスが総登場、ラストでもとんでないクロスオーバーが用意され、この先の展開が大いに気になります。
 もう一つ復活といえば、あの「モノノ怪」の「海坊主」が、蜷川ヤエコの漫画版で復活。五年以上経っての薬売りとの再会に驚きつつも喜んでいるところです。

 そして11月は、上記の通り7月に「奥右筆秘帳」を完結させたばかりの上田秀人の新シリーズ「百万石の留守居役」がスタート。二ヶ月連続の刊行でじたが、期待に違わぬ好調な滑り出しです。
 またこの月は久々に小松エメル「一鬼夜行」シリーズの新作が登場。相変わらずの、そして少しずつ変わっていくお馴染みの面々の活躍を堪能しました。

 …そして12月は、やはり何といっても「この時代小説がすごい! 2014年版」。昨年の夏に続いての刊行となった今回は、すでに上で触れてしまいましたが単行本も加わって時代小説シーンをほぼカバーした内容だったと思います。
 私もランキング投票と作品紹介の一部に参加させていただきましたが、今回も大変貴重な経験をさせていただきました。是非来年もまた…


 ということで、一年間を振り返らせていただきました。つくづく時間の流れの早さには驚かされますが、また来年一年間も連続更新で頑張りたいと思います。



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