「仮面の忍者赤影Remains」第3巻 決戦、そして第三の影
あの神崎将臣が、あの「仮面の忍者赤影」を甦らせた「仮面の忍者赤影Remains」もいよいよ佳境、奇怪な陰謀を巡らす金目教の本拠に突入した赤影・白影・青影の三人はついに甲賀幻妖斎と対峙することになるのですが、そこには意外な影が――
各地で信者を集め、そして従わぬ者を虐殺してきた金目教の 亡霊列団――その正体は巨大な鋼鉄の列車――上で、霞谷七人衆の一人・朧一貫と死闘を繰り広げる赤影たち三人。
そして砂嵐を抜け、亡霊列団が向かう先は、金目教の本拠にして奪われた影一族の郷――罵邉屡(バベル)!
…というわけで、衝撃的な展開(といっても実は赤影とこの塔の組み合わせはこの作品が初めてではないのですが)で終わった第2巻を受けて始まるこの巻で描かれるのは、ほとんど一冊丸ごと幻妖斎との大決戦。
幻妖斎の過去とは、幻妖斎の力とは、そして幻妖斎の真の狙いとは――
終始余裕を崩さない幻妖斎に対し、我らが赤影はとにかく走る! 叫ぶ!
かなり老成した印象のある他メディアの赤影に対し、以前の紹介でも触れてきたように、とにかく神崎赤影は熱血漢。壁にぶち当たろうと、強大な敵の前に血だらけになろうと、前に突き進むことを止めない本作の赤影のパワフルさは、やはり本作ならではのものでありましょう。
(ただ、主人公の戦いが敵ボスのカウンターに留まるために今一つ主体性が弱く見えてしまうのも、神崎主人公らしいという印象も…)
しかし、正面切っての大決戦を冷静に見つめる第三の目が…
いかに激闘の最中とはいえ、達人たちにその存在を気取られぬほどの技を見せるその影の正体は――あ、貴方でしたか! と仰天のキャラ。いやはや、なるほどこの人物であればいきなり登場して大活躍しても納得であります。もっとも、おかげで赤影の影がいささか薄くなってしまった感はありますが…
何はともあれ、まだまだ戦いは続きます。
幻妖斎の狙いもまだ秘密がありましょうし(彼が甦らさんとしていた巨神は、やはりあのキャラなのだろうなあ…などと予想するのも楽し)、ラストには新たな謎の忍者集団が登場と、これもまた気になる展開。
影一族と金目教の対決という域を超えて、どこまで大仕掛けな物語となっていくのか、期待しているところです。
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