7月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
今年の上半期も終わり、いよいよ後半戦に突入です。学生さんは夏休みがありますが、社畜にはそんなものは…と暗くなる気分の支えになるのは時代伝奇もの! 7月は数はさほど多くはありませんが、なかなかユニークな作品が目につきます。というわけで7月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。
まず文庫小説で楽しみなのは朝松健のシリーズ第2弾「ろくヱもん もののけ葛籠」。朝松作品は7月にはもう一冊、廣済堂モノノケ文庫から「棘の闇」が発売されますが、こちらは「異形コレクション」に収録された未単行本化作品が収録されているとのことで、こちらも楽しみです。
その他、シリーズの新刊としては、風野真知雄「新・若さま同心 徳川竜之助7 大鯨の怪(仮)」、上田秀人「御広敷用人大奥記録 六 茶会の乱(仮)」、あさのあつこ「燦 5 氷の刃」と楽しみな作品が並びます。
すっかり年に一度のお楽しみという印象の「燦」は、もう少しページ数が多ければ言うことなしなのですが…
また、文庫化では何とも懐かしい六道慧「源氏夢幻抄 安倍晴明あやかし奇譚」が登場。15年近く前の作品ですが、最近ではすっかり非伝奇ものがメインとなってしまった作者だけに、またこうした作品も読みたいものです。
さて漫画の方では、なんと言っても気になるのは、聖ヨハネ騎士団の騎士で蒲生氏郷に仕えたというジョバンニ・ロルテスを主人公とした、幸田廣信&太田ぐいや「蒼眼赤髪 ローマから来た戦国武将」第1巻。
まったくもって事実は小説より奇なりというほかない人物ですが、題材としては最高に面白いだけに、どのような物語が展開されるか、期待です。
また、新登場としては、作画担当が変わって少々驚いたシリーズ最終章の出口真人「義風堂々!! 直江兼続 前田慶次花語り」第1巻、懐かしの名作がこの人以外ない、という作画で復活する蜷川ヤエコ「モノノ怪 海坊主」上巻が楽しみなところ。
シリーズの続巻の方は、惜しくも先日最終回を迎えた野部優美&夢枕獏「真・餓狼伝」第6巻、ドラマ続編も放送開始の梶川卓郎&西村ミツル「信長のシェフ」第10巻が要チェック。
そして再刊の方では、山田章博のレトロ冒険活劇「ラストコンチネント」上巻が登場。私が持っているのは一巻本となった版ですが、オリジナルは全2巻なのでそちらに戻ったのかな…?
最後にちょっと驚いた作品を。
佐々木裕一原作の文庫書き下ろし時代小説の漫画版、南部ワタリ「公家武者 松平信平」が登場ですが、本作が連載されていたのは「花とゆめ文系少女」。あの作品を少女漫画化!? とこれは大いに興味をそそられるところです。
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