8月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
いよいよ梅雨も明け台風もやってきて、暑い暑い8月。私には関係ありませんが、夏休みを取る方も多いことでしょう。当然出版社も夏休み…というわけでもないのが8月のラインナップ。暑い中、我々を楽しませてくれるすべての方に感謝を捧げつつ、8月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。
さて、かなり豊作なのが文庫小説。なんといってもまず気になるのは、瀬川貴次「ふたりの大陰陽師」 …シリーズタイトルは冠されていませんが、レーベルがコバルト文庫であることも踏まえると、まず間違いなく「鬼舞」シリーズの前日譚でありましょう。
そしていま私が一番推している時代小説家の一人である平谷美樹の新作は、「蘭学探偵 岩永淳庵」。内容はまだわかりませんが、作者らしい、意外性と新鮮さに満ちた作品になることでしょう。
また、高橋由太の新作は「新選組!!! 幕末ぞんび」と、またずいぶんと挑発的なタイトル。うるさ方の多い幕末もの、新選組を作者が如何に料理したのか――ゾンビ時代小説研究家(今名乗りました)としても気になるところです。
一方、同月には「零」のノベライズも刊行される大塚英志の新作は、「代筆屋・中川恭次郎の奇っ怪なる冒険」。松岡國男妖怪退治外伝と冠されているところを見ると、かの漫画を別の角度から小説化したというパターンでありましょうか。
そして面白いのは、浅田翔太「石燕妖怪戯画」です。おそらくは時代小説かと思いますが、そうだとすれば今年に入って鳥山石燕を題材にした時代小説はもう三作(シリーズ)目。ある意味メジャーな人物とはいえ、こういう形で短期間に重なるのは、やはり興味深いことです。
そしてシリーズものの最新巻では、やはり大いに気になるのは、先日TVドラマでも大活躍した静湖姫の活躍を描く風野真知雄「姫は、三十一」第7巻。前の巻のとんでもない展開を受けて、果たしてどのような結末を迎えるのか、これは必見でありましょう。
その他、文庫化の方では、翔田寛による明治ミステリ「築地ファントムホテル」が楽しみなところですn
文庫に比べると少々少な目に感じますが、それでもかなりの豪華ラインナップの漫画。
何といっても一番気になるのは、雑誌休刊により惜しくも完結となった金田達也「サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録」第10巻、最終巻であります。
そしてシリーズものの続巻、最新巻も気になる作品揃い。
水上悟志「戦国妖狐」第13巻、鷹野久「向ヒ兎堂日記」第4巻、長谷川哲也「セキガハラ」第3巻、さらに熊谷カズヒロ「モンテ・クリスト」第2巻――いやはや、先が気になって仕方なかった作品ばかりです。
気になるといえば、コンビニコミックで発売の高瀬理恵「豪の剣 闘の剣 時代劇傑作選」も非常に気になるところ。収録作品は不明ですが、何が飛び出すかわからないコンビニコミックの短編集だけに、大いに期待しているところです。
最後に、戦国四コマの二大巨頭の最新巻――大羽 快「殿といっしょ」第9巻、重野なおき「信長の忍び」第8巻が登場するのも嬉しいところ。さらに後者は「信長の忍び外伝 尾張統一記」第1巻も登場と、大いにノっている印象であります。
| 固定リンク

コメント