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2014.12.07

1月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 行く年来る年、あっという間に平成26年も終わり、平成27年の情報が聞こえてくる頃になりました。新年早々、楽しい作品に巡り会えれば良いな……と期待しつつ(まあ毎月期待しているのですが)、平成27年最初の、1月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 さて、文庫小説はいきなり相当の豊作という印象。
 新登場でまず気になるのは、築山桂『未来記の守り人』であります。未来記といえば聖徳太子、聖徳太子といえば四天王寺。この作者で、その四天王寺を守るといえば……これは楽しみであります。

 また、新年第1弾の廣済堂モノノケ文庫は井上雅彦『深川霊感三人娘』。いきなりビッグネームの登場でありますが、作者の長編第1作を考えれば、ある意味回帰なのかもしれません。

 そして新レーベル白泉社招き猫文庫の第2弾でまず気になるのは、平谷美樹『貸し物屋お庸 江戸娘、店主となる』。同じレーベルのアンソロジー『てのひら猫語り』の巻頭で活躍したキャラクターの登場です。
 そしてもう一つ同じレーベルで気になるのは、あかほり悟『御用絵師一丸』。あ、あのお方が本格時代小説初参戦……

 またシリーズものの最新巻としては、芝村凉也『素浪人半四郎百鬼夜行 3 蛇変化の淫』、上田秀人『御広敷用人大奥記録 7 操の護(仮)』が楽しみなところ。
 そして文庫化、再刊では夢枕獏『陰陽師 酔月ノ巻』、岡本綺堂『蜘蛛の夢』新装版、そしてあの伝説の作品――町井登志夫『諸葛孔明対卑弥呼』に注目です。

 さらにアンソロジーでは細谷正充『野辺に朽ちぬども 松下村塾列伝』が気になるところ。大河ドラマに合わせた一冊かと思いますが、編者が編者だけに、思わぬ隠し玉があるのではと期待しています。

 その他にも志村有弘『日本怪異譚』、講談社文芸文庫『『少年倶楽部』熱血・痛快・時代短篇選』、小松和彦『ジャパノロジー・コレクション 妖怪 YOKAI』と、気になる作品が目白押しなのです。


 が、対照的なのは漫画の方であります。
 早くも第1巻登場の岡田屋鉄蔵『口入屋兇次』第1巻、待ちに待った熊谷カズヒロ『モンテ・クリスト』第3巻……くらいで、あとは復刊の谷口ジロー&古山寛『柳生秘帖 柳生十兵衛 風の抄』というのは何とも寂しいお話ですが……


 最後に今月(12月)末の文庫新刊で気になるのが26日発売の瀬川貴次『鬼舞 見習い女房と安倍の姉妹』。人気シリーズ待望の新作ですが、「姉妹」って……まさか。



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