12月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
さて……ついに今年も残すところあとわずか。このコーナー(?)も今年最後の回となりました。12月は幸いかなり充実のラインナップで、年の瀬も退屈することはなさそうです。というわけで、2015年12月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。
さて、12月で特に充実しているのは文庫小説の新刊。
新作・新シリーズだけでも、本当に久々登場の片倉出雲『女賞金稼ぎ 紅雀(仮)』、『幻影の天守閣』の10年ぶりの続編である上田秀人『夢幻の天守閣』、『藤原定家謎合秘帖』のシリーズも楽しい篠綾子の和歌ミステリ新シリーズ『月蝕 在原業平歌解き譚』、そして謎の(?)新鋭・新美健の『明治剣狼伝 西郷暗殺指令』と、期待するなというのが無理の作品ばかり。
(詳細は不明ですが風野真知雄の新シリーズ『女さむらい(仮)』も気になります)
また、シリーズものの既刊も、ある意味今年最大の問題作である山田正紀『桜花忍法帖 バジリスク新章』の下巻、上田秀人の好調シリーズの最新刊『百万石の留守居役 6 政略』、時間は空きましたが無事シリーズ完結という風野真知雄『大奥同心・村雨広の純心 3 江戸城仰天』、そして早くも続編登場! の谷津矢車『からくり同心 景 目撃者は零(仮)』、そしてこれまで3作が加筆新装版として刊行されていたシリーズがついに新作突入の高橋由太『もののけ犯科帳 化け狸あいあい』と、これまた相当の分量であります。
さらに文庫化では、夢枕獏『大江戸恐龍伝』第3巻・第4巻(単行本全5巻が文庫では全6巻となるとのこと)、柴田錬三郎『江戸っ子侍』上下巻などが気になるところであります。
一方、漫画の方は少々数は少なめですが、やはり気になる作品が並びます。
まず新登場では、石ノ森章太郎の『買厄懸場帖 九頭竜』のリメイク、宮川輝『買厄懸場帖 九頭竜KUZURYU』第1巻が登場。
そしてシリーズものの続刊では、野田サトル『ゴールデンカムイ』第5巻、北原星望『いくさの子 織田三郎信長伝』第8巻、長谷川哲也『セキガハラ』第5巻、北崎拓『天そぞろ』第2巻が注目であります。
そして最後に非時代伝奇作品ではありますが、どうしても気になるのが逢巳花堂『一〇八星伝 天破夢幻のヴァルキュリア』。タイトルでわかるように、水滸伝ベースのライトノベルということで、これは水滸伝キチとしては期待しないわけにはいかないなあ……と思うのです。
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