『仮面の忍者赤影』 第12話「闇姫髪あらし」
足利義昭が謎の熱病に魘され、鞍馬の行者・白雲が祈祷に招かれた。赤影は、その白雲こそが幻妖斎と見破るが、金目像に襲撃され、一端退却する。金目像の後を追った赤影に襲いかかる闇姫。一度は術を破り見逃した彼女の術を再び破る赤影だが、幻妖斎は彼女を巻き添えにして赤影を殺そうとする……
金目教篇も残すところあと二話。今回メインとなるのは最後の七人集となった闇姫であります。
冒頭、時の将軍・義昭の御所に現れ、不吉な予言を言いたい放題言っては姿を消す謎の行者・白雲。あからさまに怪しいのですが、しかしその直後義昭が熱病に倒れ、打つ手もなくなったことから、白雲が招かれることとなります。
一方、姿を消した幻妖斎を探す赤影たちですが、彼らを見張るのが闇姫。しかし彼女が下忍に任せて一瞬目を離したその間に赤影たちは姿を消し、慌てた闇姫は逆に赤影たちに取り囲まれるのでした。
ここで得意の髪あらしを放たんとする闇姫ですが、すかさず青影が放った鎖で髪が束ねられて失敗。なるほど、発動まで時間がかかるこの技、目の前で放とうとしても十分対処の時間があるということなのでしょう。
ここであっさりくっ殺な感じになる闇姫ですが、そこで忍びを辞めて甲賀に帰れと諭す赤影。これで収まりがつく闇姫ではありませんが、ひとまず去っていった彼女に、青影も「いいことしたね」とにっこりです。
さて、すっかり御所の信用を得たと思しい白雲は、堂々と京の人々に対し金目教の布教を始めますが、その前に現れた赤影は、白雲の正体が幻妖斎であると見破ります。しかし幻妖斎は焦るどころか金目像が目から放つ怪光線で赤影を攻撃。さらに赤影こそがパプリックエネミーと幻妖斎に煽られた民衆には赤影も手を焼き、白影の凧でひとまずその場を脱するのでありました。
しかし赤影たちもただでは退きません。金目像が帰って行く先を空からつけようとするのですが……しかし金目像は途中で消失。その地点にあった破れ寺を単身捜索する赤影に、再び闇姫が立ちふさがります。
そして再び髪あらしを放たんとする闇姫ですが――今度は一瞬早く赤影の刃が彼女の髪をバッサリ。闇姫は忍法の源を奪われ、完敗であります。
しかしその時流れ込んできたのは毒ガス。すんでのところで赤影につれられて脱出した闇姫は、今度こそ幻妖斎の非道を思い知り、赤影たちに幻妖斎が義昭の御所にいることを語るのでした。そしてどぎついメイクを落とし、素顔を見せる闇姫……
さて、義昭の寝所に現れた幻妖斎は、金目教の布教の許可を迫りますが、義昭に化けていたのは青影。一度は見事に裏をかいたかに見えましたが、しかし相手は幻妖斎、追いつめられて窮地に陥り……と、そこに現れた闇姫が幻妖斎に立ち向かいます。
そのまま戦いの舞台は屋根の上に移りますが、そこで屋根の上に呪いの杖があるのを見つけた闇姫はこれを奪って幻妖斎と対決。しかし幻妖斎には及ばず、屋根から叩き落とされるのでありました。
その場にかけつけた赤影たちに、杖の呪いが義昭を苦しめていたことを語る闇姫。そしてさらに、金目像の動力の秘密を語ろうとするのですが……しかしそこで力つき、短い生涯を終えるのでありました。
彼女の亡骸を白い菊に変え、手を合わす赤影たち。しかし悲しみに浸るまもなく、金目像が暴れだし――いよいよ金目教篇最終回に続きます。
敵方のくノ一(に類する女戦士)が主人公の優しさにほだされて敵方を抜けて味方するも、はかなく命を散らす……というのは定番パターン(特に伊上脚本の)ではありますが、しかしエキセントリックなキャラクターと描写が多い本作で描かれると、不思議なリアリティをもって響くように感じられます。
それは、数話前に彼女が幻妖斎の非道ぶりに不快感を感じる描写が入っていたことでさらに強められていると言えましょう。
どぎついメイクを落とすというわかりやすくかつ象徴的な形で正道に戻った闇姫。せめて最後は美しい花となって弔われたことを以て瞑すべきでしょうか。
(しかしサブタイトルの必殺技が不発に終わったのは可哀想ではあります)
今回の怪忍者
闇姫
長い髪を振り回して暴風を起こす髪あらしを操る七人集の紅一点。二度にわたって髪あらしを破られたもののそのたびに赤影に命を助けられた上、元々不信感を感じていた幻妖斎に赤影もろとも殺されかけたことから離反。幻妖斎と対決するが破れて散った。
『仮面の忍者赤影』Vol.1(TOEI COMPANY,LTD BDソフト) Amazon
![仮面の忍者 赤影 Blu‐ray BOX VOL.1 (初回生産限定) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51enFzW50FL._SL160_.jpg)
| 固定リンク

コメント