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2016.04.17

『仮面の忍者赤影』 第17話「不死の魔老女」

 白影を救出すべく甲賀に向かう赤影と青影。敵の陣をすり抜けて甲賀館に潜入した二人の前に魔老女が現れる。あっけなく敗れ去ったかに見えた魔老女だが、奇怪な「息子たち」を操り赤影たちを追撃。ついに吊り橋の上に追いつめられた赤影は、敵の攻撃を逆用して辛うじて窮地を脱するのだった。

 前回、甲賀人別帖を求めて潜入した先で捕らえられた白影の救出編であります。
 定番というべきか、ゼウスの鐘を持つ赤影と青影を誘き出すためのエサにされた白影。幻妖斎は赤影を迎え撃つべく、典馬・流伯・白蝋鬼・左近の四人に、それぞれ甲賀の四方を固めるよう命じます(この時の四人の揃い踏みと大言壮語ぶりは、いかにも忍者ものらしくてよろしい)。

 その一方で、出撃せず館に残るは魔老女。理科室の実験セット丸出しの器具を用いて何やら怪しげな秘薬を拵えている魔老女は、「奢りの心は忍びの敵」と諭すなど、頭領である幻妖斎ともほぼ対等の口調で喋り、幻妖斎も彼女を微妙に持て余しつつも、その腕を高く買っている様子です。

 さて、甲賀に接近した赤影と青影ですが、その方角を受け持っていたのは白蝋鬼。得意の縮小化を用い、これで気付かれまいなどと思っていたら、暇だったときに木に投げた手裏剣を見つかり、あっさり捕まって地べたに叩きつけられあえなくダウンするのでした(まさに、奢りの心は忍びの敵)。
 彼の持っていた烽火を逆用し、他の忍びを引きつけた赤影たちは、悠々と甲賀館に潜入するのでした。

 が、そこで彼らを待っていたのはもちろん魔老女。手にした鎌を投げつける魔老女ですが、赤影はそれを受け止めて逆に投げ返すと……魔老女の腹にズブリ! あまりの呆気なさと厭なビジュアルに青影も呆然であります。

 しかし彼女の力はここから。「忍法生き昇天」なる術で、己の生命力を変換して与えたものか、棚の上のガラス鉢の中の小さな4つの人影「息子たち」がむくむくと大きくなり、赤影たちに襲いかかってきたではありませんか。ホムンクルスめいた彼らに通常の攻撃は通じず、赤影たちは意識のない白影を抱えて、その場を這々の体で脱出するのでした。

 一方、一杯食わされた典馬たちが館に戻ってくれば、まだ魔老女は虫の息。ついに死んだかと残念がっているのか喜んでるのか微妙なノリの彼らに対して、魔老女は赤影は逃がさんと不気味に宣言します。……が、赤影の行く先を知っていても話さない辺り、彼女の生臭さというか元気さを感じさせるのが面白いところです。

 さて、その赤影たちは、追っ手から馬を奪って逃走中。しかし、魔老女の息子たちは執拗に彼らに追いすがります。ようやく、彼女が白影にかがせた薬の匂いをつけてきていることを知り、解毒剤を飲ませて匂いを消したものの、時既に遅く、吊り橋を渡る途中で両側から息子たちの挟み撃ちにあうことに。
 白影を青影に任せた赤影に襲いかかる息子たちの火炎攻撃。しかし両側から火を噴いたもんだから、吊り橋が落ち、それに紛れて赤影は脱出に成功するのでした。


 話の本筋からすると道草回のような気もしますが、とにかく魔老女のキャラクターが面白かった今回。黴びた絵の具をなすりつけたようなその顔は非常に怖いのですが、声は結構若いというギャップも面白く、何よりも幻妖斎や仲間たちが微妙に持て余している感が出ているのが楽しいのであります。
 使う術は忍術というより完全に妖術なのですが、ビジュアルやキャラクターと相まって、むしろ違和感なしと感じます。


今回の怪忍者
魔老女

 遙か昔から生きながらえている老くノ一。妖術・薬術に精通し、深手を負っても一定期間で復活する体を持つ。忍法「生き昇天」で「息子たち」と呼ぶ人形を巨大化、自在に操って赤影たちを追わせた。

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