『仮面の忍者赤影』 第33話「大百足ドグマ」
信長一行を狙う虫寄せ風葉と人むかでの矢尻。風葉は旅の女に化けて青影と赤影と同行、信長に接近しようとする。これを見破っていた赤影は、白影とともに風葉と対決、アゴンに苦戦しつつも、アゴンを操るオカリナを風葉から奪い取る。その頃、宿では矢尻の呼んだドグマが信長と青影を襲撃していた……
タイトルバックから何だか微妙な取っ組み合いを見せる二人の忍者。これは実は風葉と矢尻、勝負の結果、風葉が先に仕掛ける権利を得ます。しかしこの二人、仲のいいような悪いような、微妙な距離感を感じさせるのがちょっと面白いところです。
と、根来忍者を探し出すと子猫をつれてモタモタする青影と、呆れ顔の赤影(二人とも忍者装束のまんま)の前に現れたのは、旅姿に変装した風葉。荷物を無くしてしまったとわざとらしい芝居をする彼女に、茶店の老婆が、誰か一緒に連れて行ってくれないかと後押しをします。
ここで前回風葉と青影たちが顔を合わせていたのが逆に功を奏し、二人は風葉を連れて行くことになるのですが、白影のみは彼女を怪しみ、熱田まで戻って彼女の身元を調べることになります。
さて、宿に落ち着いた一行ですが、風葉が信長の所在を聞き出そうとするのに赤影はつれない態度。そんなことをしている間に、宿に潜入してきたのは茶店の老婆――いや矢尻でありました。
その頃、風葉の正体を掴んで帰ってきた白影の前に立ち塞がったのは下忍を連れた風葉。下忍を蹴散らす白影に、風葉が甲虫を捕りだし、オカリナを吹けばみるみるうちに巨大化してアゴンに……が、その角の上に赤影参上! 妙にスタイリッシュなポーズで罠を見抜いていたことを語る赤影ですが、しかし風葉は勝ち誇った態度を変えません。それは……
それは、矢尻が二の矢として信長を狙っていたから。しかし下忍たちとともに信長の間に忍んでみれば、そこで待っていたのは青影が仕掛けた大量の火縄銃。一斉射で下忍たちは全滅し、辛うじて逃れた矢尻は何物かに呼びかけます。と、大きく揺れ動き、下から突き上げられる宿。床下から出現したのは大百足ドグマ――造形的にはむしろ毛虫っぽいですが、いずれにせよつついたら汁が出てきそうな柔らかげな外見がイヤな感じです。
それはさておき、ドグマの頭に乗る形となって他の武士たちと分断されてしまった信長と青影。ドグマの上からはすぐに滑り落ちたものの、口から炎を吐きながら迫ってくるドグマには青影も手も足も出ず、逃げ惑うばかり。火の見櫓の上によじ登ったものの、かえって降りられなくなり、追い詰められた格好であります。
一方、アゴンに手を焼いていた赤影と白影ですが、操る風葉をターゲットにするとこれが弱く、あっさりとオカリナを奪い、腹パン一撃で気絶させてしまうのでした(この辺りの冷酷さはさすが忍者)。
そして信長のもとに信長のもとに駆けつけた赤影たちですが、しかしドグマの巨体と燃えさかる炎の前には手をこまねくばかり。とその時、赤影は甲虫状態のアゴンを放つと、オカリナを吹き始めるのでした。すぐに操っているのかと思いきや、なかなか思い通りには動かないアゴン。しかしやがてアゴンを操れるようになった赤影は、得意満面、ドグマとの戦いを命じます。
二大昆虫怪忍獣が戦っている間に、何とか白影によって救出された信長と青影。その間もアゴンとドグマの取っ組み合いが続きますが、何となくアゴンがダウンしたと思ったら、緑色の液をダラダラ吐き出すというやな死に様を見せるのでした。
ここで赤影たちも見物していた町の皆さんも大喜びですが、ドグマが残ってるよ! というこちらのツッコミも虚しく、さっさと先を急ぐ信長と影たち。その一行を妙にスタイリッシュなポーズで見送る風葉は、不敵な態度を崩さないままなのですが……さて。
三回にわたり登場してきたアゴンもついに退場。敵に渡すな大事なオカリナということで(この場合の敵は赤影ですが)操縦機を奪って怪忍獣を同士討ちさせるというのは、鉄人チックで楽しい展開ではありました。しかし変な二つ名をつけられたり、微妙に露出の高い衣装だったり、くノ一も大変……
今回の怪忍獣
アゴン
虫寄せ風葉の口笛やオカリナで操られる巨大な甲虫。背中の角からは麻痺光線を、口からは緑色の泡を吐くが、後者の効果は不明。風葉に操られて幾度となく信長一行を襲うが、オカリナを奪った赤影の命令でドグマと戦い、ついに力尽きた。
『仮面の忍者赤影』Vol.2(TOEI COMPANY,LTD BDソフト) Amazon
![仮面の忍者 赤影 Blu‐ray BOX VOL.2<完> (初回生産限定) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ABvaEzwEL._SL160_.jpg)
| 固定リンク
