1月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
ついに今年も残すところあと2週間ほど。もう過ぎる年のことは忘れて、これから来る新しい年のことを楽しみにしましょう(前向きな後ろ向き)。ということで、2017年の始まりを告げる、1月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。
1月のアイテムは数はあまり多くないものの、粒ぞろいの印象。まず文庫小説で何よりも気になるのは、ついに完結の芝村涼也『素浪人半四郎百鬼夜行 拾遺 追憶の翰』であります。「拾遺」というナンバリング(?)が気になりますが、物語の最後を見届けましょう。
そしてシリーズも佳境に入ってきた長谷川卓『嶽神伝 鬼哭』が上下巻で登場。何やら不穏なタイトルが気になります。
一方、文庫化・復刊では、吉川英治『江戸城心中』、武内涼『秀吉を討て』第1巻、宮本昌孝『乱丸』全3巻と新旧の名品佳品が並びます。
またちょっと変化球では岡田秀文の暗黒明治ミステリ『黒龍荘の惨劇』、菊地秀行の平安伝奇『大江山異聞 鬼童子』が。また、北方謙三『岳飛伝 3 嘶鳴の章』も順調に刊行中であります。
さて、漫画の方も同様に数こそ多くはないもののユニークな作品が並びます。
楠桂『鬼切丸伝』第4巻、東村アキコ『雪花の虎』第4巻、ほおのきソラ『戦国ヴァンプ』第3巻、宮島礼吏『もののて』第2巻、吉川景都『鬼を飼う』第2巻――
そんな中でも特に気になるの作品が二つあります。一つは宮川輝『買厄懸場帖九頭竜 KUZURYU』第3巻。これで完結ですが、前2巻と異なり、原作と離れた独自路線に注目……というよりビッグゲスト登場の最終回に驚け!
そしてもう一つ、殿ヶ谷美由記『だんだらごはん』第1巻はタイトルから察せられるとおり、新選組+料理ものですが、これがかなり面白い。一見際物めいた題材ですが、新選組ものとして見てまずよく出来た作品なのです。
その他、日本以外を題材とした作品では皆川亮二『海王ダンテ』第2巻、川原正敏『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』第3巻が登場。
また、沙村広明『無限の住人』新装版も第12巻・第13巻と順調に刊行を続け、終盤にさしかかっています。
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