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2017.10.16

11月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 いよいよ今年のカウントダウンも始まりました――というのは少々気が早いですが、もう今月を除けば、残すところわずか二ヶ月。色々と愕然としてしまう事態ですが、しかし大事なのはどんな本に、作品に巡り会えるかですよ――と現実逃避した末の、11月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 などと言ったものの11月は点数自体は少々寂しい状態。しかしそれでも気になる作品が並びます。

 まず文庫小説では、何といっても久々登場の小松エメル『一鬼夜行 鬼姫と流れる星々』が必見。
 そして待望の続巻である平谷美樹『江戸城 御掃除之者!』第2巻、ロングセラーに向けて驀進中の上田秀人『日雇い浪人生活録』第4巻が並びます。

 文庫化の方では、輪渡颯介『影憑き 古道具屋皆塵堂』、新城カズマ『島津戦記』第2巻、畠中恵『なりたい』、田牧大和『酔ひもせず』と、これまた気になる作品揃い。
 そして注目は文庫アンソロジー。『あやかし時代小説傑作選(仮)』はタイトルの時点でもう気になって仕方がありませんが、『決戦! 大坂城』文庫化と『戦国 番狂わせ七番勝負』の、戦国もの二冊も楽しみであります(そして後者のどちらにも参加している木下昌輝はさすが)。

 また、井波律子訳『水滸伝』第3巻、北方謙三『岳飛伝 13 蒼波の章』と、水滸伝関連も相変わらず元気であります。


 さて、漫画の方は小説に比べても点数的にさらに寂しい状況ですが、こちらもなかなかバラエティに富んだ内容。

 何といっても注目はシヒラ竜也『バジリスク 桜花忍法帖』第1巻。
 早々とアニメ化も決まっている本作、あの『甲賀忍法帖』の漫画化である『バジリスク』の続編小説である山田正紀『桜花忍法帖』の漫画化という、非常にややこしい経緯を経て、まさかの登場であります。

 そして前巻から相当の間を置きましたが嬉しい復活の森美夏『八雲百怪』第3巻、独自の江戸川乱歩アレンジの上条明峰『小林少年と不逞の怪人』第1巻、薬売り五度目のお目見えの蜷川ヤエコ『モノノ怪 のっぺらぼう』と、こちらも期待したいところであります。



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