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2017.12.10

2018年1月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 もういくつねるとお正月――という歌詞がいよいよ現実味を増してきた今日この頃。今年は終わってしまいますが、来年になれば来年の1月の新刊が出る――ということで、それを楽しみに頑張りましょう。前向きか後ろ向きかわかりませんが、2018年1月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 まず文庫小説、何と言っても注目は上田秀人『水城聡四郎、隠密剣(仮)』であります。タイトルからして水城聡四郎ものの第3シリーズかと思いますが、さて次はいかなる厄介事に巻き込まれるのでしょうか。
 また、光文社のwebサイトで連載されていたものが一冊にまとまった菊地秀行『柳生一刀流(仮)』も大いに気になるところです。

 その他、シリーズものの新刊では一色美雨季『浄天眼謎とき異聞録』第3巻(仮)、廣嶋玲子『妖怪の子預ります 5 妖怪姫、婿をとる』が登場します。

 また、内容がわからないものの、作者が過去にコバルト文庫で室町伝奇ものを発表していたことから注目したいのが阿部暁子『室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君』です。
 さらに、前月に突然『信長を騙せ 戦国の娘詐欺師』が復刊した富田祐弘の『忍びの乱蝶』はおそらく新作と思われ、こちらも気になるところであります。

 一方、文庫化・復刊では折口真喜子『恋する狐』、翔田寛『影踏み鬼』新装版、矢野隆『凛と咲きて(仮)』と並びます。
 また、文庫オリジナル編集の笹沢左保『流れ舟は帰らず 木枯し紋次郎ミステリ傑作選』は、以前眠狂四郎もので編まれた時代ミステリ傑作選の第2弾といったところで、こちらも楽しみな企画であります。

 その他、中国ものでは井波律子訳『水滸伝』第5巻、北方謙三『岳飛伝 15 照影の章』、八木原一恵『封神演義 後編』が登場。
 さらに、最近戦前の作家の作品を集中的に復刊している河出文庫から、今度は小栗虫太郎『人外魔境』が刊行されるのも楽しみなところです。


 一方、漫画の方はかなり寂しい状況。新登場は村田真哉『蝶撫の忍』第1巻くらいでしょうか。

 その他、シリーズものの新刊では、琥狗ハヤテ『ねこまた。』第4巻、玉井雪雄『本阿弥ストラット』第3巻、川原正敏『龍帥の翼 史記留侯世家異伝』第7巻、皆川亮二『海王ダンテ』第4巻が気になるところであります。



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