4月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
恐ろしいことに今年ももう3月半ば。そして嬉しいことにもう春も目前――ということで、まだ年度末の忙しい時期の真っ盛りですが、新しい季節の訪れはやはり心が弾みます。というわけで4月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。
と、心を弾ませつつ、刊行点数自体はあまり多くない4月。特に漫画の方はかなり寂しいのですが――文庫小説の方は気になる作品が並びます。
まず注目は、最近新たな分野への進出も目立つ鳴神響一の『謎ニモマケズ 名探偵 宮沢賢治』。宮沢賢治を探偵とした作品はほかにもありますが、さて本作はどうでしょうか。その他、同じ作者ではガラリと雰囲気の異なる『おいらん若君』も同じ月に刊行されます。
また、山本巧次の新作は、鉄道探偵に続き『軍艦探偵』とのこと。こちらも気になるところです。
そしてシリーズものの新作では、霜島けい『九十九字ふしぎ屋商い中 もののけ三昧(仮)』と芝村凉也『討魔戦記 魔兆』の、ベクトルは全く異なるものの、どちらも優れた時代怪異譚シリーズの最新巻が登場です。
その他、上田秀人『禁裏付雅帳 6 相嵌』、さとみ桜『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』第3巻も楽しみなところです。
また新装版・文庫化では、なんといっても築山桂の『緒方洪庵浪華の事件帳』の『禁書売り』『北前船始末』の二部作が嬉しい。舞台化に合わせてかと思いますが、私も大好きな作品だけに、これを期に少しでも多くの方が手に取ってくれればと思います。
そしてこちらは文庫ではありませんが、同じ作者の新作『近松よろず始末処』は、あの近松門左衛門が探偵事務所を開くという極めてユニークな作品。絶対おすすめです。
その他には風野真知雄『卜伝飄々』、奥山景布子『太閤の能楽師(仮)』が気になる処であります。
そして漫画の方は、冒頭に述べたとおり、3月に比べるとかなり寂しい点数。
しかしその中でも絶対注目は、web連載開始時から話題の忍者活劇+宝探し+デスゲームな賀来ゆうじ『地獄楽』第1巻。
また、『八百万』以来のコンビとなるみもり&畠中恵『しゃばけ』第1巻も、原作ファンとしては楽しみなところです。
その他、上条明峰『小林少年と不逞の怪人』第2巻、黒乃奈々絵『PEACE MAKER 鐵』第14巻、魅月乱『鵺天妖四十八景』第2巻、中国ものでは大西実生子&仁木英之『僕僕先生』第4巻、川原正敏『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』第8巻が登場。
なお、『鵺天妖四十八景』と『僕僕先生』は、残念ながらこれが最終巻とのことです。
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