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2023.02.12

3月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 1月はもの凄い勢いで終わり、2月もあっという間に過ぎてしまって、もう年度末になるのではないか――と社会人は怯えているところですが、忙しいときほど物語に触れたいところであります。今年度最後、どんな作品に出会うことができるのか楽しみな、3月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 さて、3月は文庫も漫画もかなり点数が多い印象ですが、まず何といっても注目は霜島けい『ぬりかべ消ゆ 九十九字ふしぎ屋商い中(仮)』、輪渡颯介『怨返し 古道具屋 皆塵堂』の好評シリーズ最新作の二点。また、新作では手代木正太郎『異人の守り手』、藍川竜樹『鬼愛づる姫の謎解き絵巻 小野篁の娘と死に戻りの公達』が気になるところです。

 その他、文庫化・復刊では風野真知雄『消えた将軍 大奥同心・村雨広の純心』新装版、篠原悠希『蒼天の王土』がありますが、なんといっても見逃せないのは『妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート』。こちらは「オール讀物」2022年8月号の特集(+α)の文庫化ですが、蝉谷めぐ実をはじめ、豪華すぎるメンバーの作品は必読です。

 そしてもう一つ、個人的に注目しているのは、毛利志生子『宋代鬼談 中華幻想検死録』。同じ作者の『宋代鬼談 梨生が子猫を助けようとして水鬼と出会うこと』は、以前集英社コバルト文庫から出ていましたが、こちらは一体――大いに気になります。


 一方、漫画の方はシリーズものの新刊が大量に登場。例によって舞台となる時代順に並べますと――

久正人『カムヤライド』第8巻(時代ものではないですが『ミラーマン2D』第3巻も同時発売)、大島幸也『平安とりかえ物語 居眠り姫と凶相の皇子』第2巻、灰原薬『応天の門』第17巻、重野なおき『軍師 黒田官兵衛伝』第6巻&『真田魂』第4巻、梶川卓郎『信長のシェフ』第34巻、出口真人『前田慶次 かぶき旅』第12巻、わらいなく『ZINGNIZE』第9巻、木野麻貴子『妖怪めし』第2巻、高瀬理恵『暁の犬』第5巻、松浦だるま『太陽と月の鋼』第6巻、町田とし子『紅灯のハンタマルヤ』第3巻、赤名修『賊軍 土方歳三』第8巻、東直輝『警視庁草紙 風太郎明治劇場』第8巻、椎橋寛『岩元先輩ノ推薦』第6巻

 さらに海外が舞台の作品として青木朋『天上恋歌 金の皇女と火の薬師』第7巻、藤田和日郎『黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ』第3巻とくれば大変な充実ぶりであります。

 何かと慌ただしい3月ですが、本を読む時間は空けておきましょう。


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