2019.07.08

8月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 雨が降ったり暑くなったりと、ようやく暦通りの気候になってきました。いよいよ夏本番、学生の方はもう少し夏休みですが、出版の方まで休みに入ってしまったらイヤだなあ――と思っていたところですが、その点はご安心を、というわけで8月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 まず文庫新刊の方では、内容詳細は一切わからないものの、この作者であれば作者買いして大丈夫、の武内涼『不死鬼』に期待。
 そしてシリーズものの新刊としては、鎌倉時代初期の京を舞台とした瀬川貴次『百鬼一歌』第3巻が登場であります。

 一方、文庫化・復刊では、何といっても宮本昌孝の戦国ロマン『ドナ・ビボラの爪』上下巻に注目です。
 その他、今年に入ってからも快調なペースの谷津矢車『三人孫市』(中公文庫)、シリーズ第2弾も刊行の上田秀人『茜の茶碗』、久々に新装版で登場の海道龍一朗『惡忍』が目立ったところでしょうか。

 また、アンソロジーでは『決戦! 関ヶ原2』が文庫化、そして創元推理文庫での末國善己編集の時代ミステリ選集は、南條範夫『血染めの旅籠 月影兵庫ミステリ傑作選』が登場します(月影兵庫はあまりミステリというイメージがなかっただけに気になるところです。)


 そして漫画の方ですが、新登場は、忠見周『幕末イグニッション』第1巻。忠見周は同月に異色すぎる時代アクション『竜侍』第1巻も発売されます。
 その他、大石まさる『大江戸スモーキングマン』全1巻、第1巻・第2巻同時発売の和風ファンタジー、鶴淵けんじ『峠鬼』が気になります。

 そしてシリーズものの最新巻では、何と言っても和月伸宏『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編』第3巻が楽しみなほか、川原正敏の『修羅の刻』第18巻と『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』第13巻が刊行されます。
(『修羅の刻』は個人的にはちょっと意外な主人公とライバルで吃驚)
 また、『龍帥の翼』の他にも、張六郎『千年狐 干宝「捜神記」より』第2巻、許先哲『ヒョウ人 BLADES OF THE GUARDIANS』第3巻と、ユニークな中国ものが豊作です。

 その他、上田倫子『蘭と葵』第7巻、楠桂『鬼切丸伝』第9巻、さいとうちほ『輝夜伝』第3巻と注目作が並びますが、さいとうちほは、新釈ルパンものの『VSルパン』の新巻が久々に登場するのも嬉しいところであります。



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2019.06.11

7月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 今年は1月から本当に忙しい――と思っていたら、おそろしいことにもう一年の半分が過ぎようとしています。いよいよ暑さも本格化する中、元気の素は――というわけで、7月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 と、最近毎月書いているような気がしますが、ちょっと寂しい内容の7月。

 文庫小説の方は、霜島けい『おとろし屏風 九十九字ふしぎ屋 商い中(仮)』が一番の期待作ですが――かれこれ3,4ヶ月新刊情報に載っているような。
 その他、タイムスリップものらしい市宮早記『新撰組のレシピ(仮)』、内容は詳しくはわかりませんが囲恭之介『千年探偵ロマネスク 大正怪奇事件帖』が、新作では気になるところであります。

 その他、文庫化では、木下昌輝『戦国十二刻 終わりのとき』(『戦国24時 さいごの刻』の改題でしょう)、輪渡颯介『優しき悪霊 溝猫長屋 祠之怪』が登場。
 また、角川ソフィア文庫から発売の東雅夫『稲生物怪録』が気になるところです。


 一方、漫画の方では、何と言ってもたかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記 博多編』第1巻が要チェック。また、原哲夫原作で描かれる出口真人『前田慶次 かぶき旅』第1巻も、どのような物語となるか気になります。

 また、アニメも好調放送中の吾峠呼世晴『鬼滅の刃』は最新巻の第16巻と同時に、『鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録』も発売されます。

 そして、シリーズの続刊では、麻貴早人『鬼哭の童女 異聞大江山鬼退治』第2巻、久正人『カムヤライド』第2巻、みもり『しゃばけ』第2巻と偶然ですが第2巻が並びます。
 また、中国ものでは伊藤勢『天竺熱風録』第6巻と瀬下猛『ハーン 草と鉄と羊』第8巻が登場、『天竺熱風録』はこれで完結となります。

 完結といえば、先日亡くなられた荻野真の『孔雀王 戦国転生』は、第5巻で完結。孔雀王サーガの結末を見届けたいと思います。


 というわけで、やはり来月は(も)ちょっと寂しい新刊状況であります。


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2019.05.12

6月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 元号が変わったからといって何が変わるわけでもなく、むしろ十連休が終わってしまって非常に寂しい5月の日々。この先、7月まで祝日がないという絶望的な状況の中、楽しみなのは6月に出会える作品のこと――というわけで6月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 と言っておきながら恐縮ですが、6月は結構寂しい印象……

 そんな中、文庫の新作でまず楽しみなのは廣嶋玲子『妖怪の子預かります 8 弥助、命を狙われる』。前巻を受けての展開がサブタイトルに現れています。そして同シリーズを森野きこりが作画した漫画版も第1巻が登場です。
 また、霜島けい『ろくろ首の涙 九十九字ふしぎ屋 商い中(仮)』は――4月発売予定だったのが二度目の延期でしょうか。その他、かたやま和華『猫の手屋繁盛記』第6巻、久我有加『獣の牢番 妖怪科學研究所』に注目したいと思います。

 復刊・文庫化では、風野真知雄 完本『妻は、くノ一』が第5巻で完結。外伝的な『蛇之巻』は収録されないようでちょっと残念ではあります。
 その他、宮部みゆき『三鬼 三島屋変調百物語四之続』、畠中恵『まことの華姫』、夢枕獏『陰陽師 玉兎ノ巻』、柴田錬三郎『眠狂四郎殺法帖』上下巻が要チェックでしょうか。


 一方、漫画の方では、何と言っても楽しみなのは杉山小弥花『大正電氣バスターズ 不良少女と陰陽師』第1巻。これまで昭和(終戦直後)、明治と舞台にしてきた作者が、大正を舞台に何を描くのか、期待です。

 その他、続巻では石川優吾『BABEL』第4巻、賀来ゆうじ『地獄楽』第6巻、梶川卓郎『信長のシェフ』第24巻、野田サトル『ゴールデンカムイ』第18巻となかなかの充実ぶり。個人的には石川ローズ『あをによし、それもよし』第2巻が嬉しいところです。
 その他、小神奈々『つくもがみ貸します』第2巻、ついにオリジナルの巻数を超えたシヒラ竜也『バジリスク 桜花忍法帖』第7巻、殿ヶ谷美由記『だんだらごはん』第5巻が発売されます。


 ……やっぱり寂しいですね。


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2019.04.06

5月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 年度が変わったと思ったら一ヶ月で元号が変わり、ややこしいことこの上ありませんが、何はともあれあともう少しでゴールデンウィーク。そして新しい月には新しいアイテムが――というわけで、5月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 と、十連休などというもののおかげか、残念ながら新刊は少な目の5月。

 そんな中で目を引く文庫新刊は、シリーズも佳境の瀬川貴次の平安もの『ばけもの好む中将 8(仮)』。そして待望のシリーズ第2弾、久賀理世『罪を喰らうもの 奇譚蒐集家 小泉八雲』であります。
 その他の新刊も、佐々木匙『帝都つくもがたり』、4月から発売延期となったらしい霜島けい『ろくろ首の涙 九十九字ふしぎ屋商い中』が気になるところです。

 また、文庫化・復刊では、数々の作品に影響を与えた岡本綺堂の名作『玉藻の前』が登場。そして矢野隆『鬼神』は酒呑童子もの――と、奇しくも平安伝奇が並ぶ形となっています。


 一方、漫画の方では、室井大資の戦国武田家もの『レイリ』が第6巻で完結。一方、原田左之助と張作霖が競演する快作、百地元『黒狼』は第2巻が登場です。
 また、唐々煙『煉獄に笑う』は早くも第10巻が登場、そしてさらに過去の時代を『泡沫に笑う』も同時発売(外伝で積み残した物語も完結するか!?)


 そのほか、黒乃奈々絵『PEACE MAKER鐵』第16巻、速水時貞『蝶撫の忍』第4巻、楠桂『鬼切丸伝』第8巻が楽しみなところ。特に『鬼切丸伝』は、この辺りからWEB連載分のはずで、気になるところです。


 と言いつつ、やはり点数的には寂しい5月。空いた時間は積ん読の解消に充てるとしましょうか。


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2019.03.10

4月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 寒い寒いと思っているうちに梅が咲いて桃が咲いて、桜の芽も膨らむ時期になってきました。今年ももう三分の一が過ぎて――ということからは目を逸らして、新刊に目を向けましょう。というわけで4月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 これはちょっと点数は少な目かな――と思いきや、どうしてどうして結構な充実ぶりの4月。
 文庫小説では、まず楽しみなのは好調シリーズの第5弾、霜島けい『ろくろ首の涙 九十九字ふしぎ屋商い中』と、シリーズ第3弾の鳴神響一『イーハトーブの亡霊 謎ニモマケズ』。そして内容はわからないのですが作者的に期待度は高い平谷美樹『鍵番清左衛門横槍帖』も注目であります。さらにもう一点、ある意味一番歴史時代ものを書いてもらいたかった柴田勝家(作家の方です)の昭和伝奇『ヒト夜の永い夢』も!

 そして文庫化・復刊の方では、天野純希『剣風の結衣(仮)』が――と、見覚えのないタイトルですが、これはまず間違いなく、作者の忍者バトル『風吹く谷の守人』の文庫化でしょう。

 そのほか、あとがきも楽しみな風野真知雄 完本『妻は、くノ一』第4巻、『秘剣 水鏡』の好評に応えてか、戸部新十郎『秘剣 龍牙』が登場。
 また、二冊組の単行本で刊行された泡坂妻夫『泡坂妻夫引退公演 絡繰篇』『手妻篇』が文庫化されますが、『絡繰篇』には、『亜智一郎』シリーズの未単行本化分が収録されているのでこちらも要チェックです。


 一方、漫画の方では、いよいよアニメ放送開始の吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第15巻、現在放送中のアニメの漫画化(ということでよいのかな?)士貴智志『どろろと百鬼丸伝』第1巻が登場。
 さらに続刊が楽しみだったゆうきまさみ『新九郎、奔る!』第2巻に、山口貴由『衛府の七忍』第7巻も刊行。そして個人的には、ついに最終巻の木原敏江『白妖の娘』第4巻がどのような結末を迎えるか、楽しみなところであります。

 また、『星のとりで 箱館新戦記』第3巻が刊行される碧也ぴんくは、同時に『天下一!!』が全3巻の愛蔵版で刊行。
 そのほか、冬目景『黒鉄・改 KUROGANE-KAI』第2巻、響ワタル『琉球のユウナ』第3巻、琥狗ハヤテ『ねこまた。』第5巻と、バラエティーに富んだラインナップです。

 さらに海外を舞台とした作品では川原正敏『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』第12巻、DOUBLE S『イサック』第6巻が登場――と、楽しみな新刊の多い4月であります。


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2019.02.11

3月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 凍えるほど寒い日が続いたと思えば突然暖かい日が来て、なるほど立春を過ぎのだな、と思わされます。……などという季節の移り変わりよりも楽しみなのは、来月なにが発売されるかですよ!(だいなし) というわけで、3月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 と、季節に背を向けて楽しみにしていた3月の新刊ですが、残念ながら文庫小説は非常に少なめ。新作では小松エメルの大人気シリーズの番外編『一鬼夜行 つくも神会議』の登場が非常に嬉しいところですが、それくらい。
 あとは女性向けレーベル、二見サラ文庫からの平安もの、岡本千紘『鬼切りの綱』が目に付くところであります。

 また、文庫化の方も、竹内清人『たばかり稼業の六悪人』(『躍る六悪人』の改題)、戸南浩平『木足の猿』、佐々木功『乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益』と、それぞれの内容は申し分ないのですが、数の上では寂しいところです。


 一方、漫画の方はもう少し恵まれているところで、賀来ゆうじ『地獄楽』第5巻と野田サトル『ゴールデンカムイ』第17巻をはじめ、東村アキコ『雪花の虎』第7巻、吉川景都『鬼を飼う』第5巻、重野なおき『信長の忍び』第15巻(『政宗さまと景綱くん』第3巻も同時発売)と、なかなか楽しみな新刊・続刊が続きます。
(ちなみに同じく3月に発売の野口賢『幕末転生伝 新選組リベリオン』は第3巻で完結……)

 そして新登場としては星野泰視『宗桂 飛翔の譜』第1巻、久正人『ニンジャバットマン』第1巻があり、また海外を舞台とした作品では、皆川亮二『海王ダンテ』第7巻、瀬下猛『ハーン 草と鉄と羊』第6巻があります。

 もう一つ、数ヶ月に一度のお楽しみ、「お江戸ねこぱんち 藤まつり編」も3月発売であります。


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2019.01.14

2月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 これはもう、別に調べなくても確実に毎年同じことを書いていると思うのですが、楽しかった年末年始のお休みもあっという間に終わり、もう新年のお仕事が始まることに……。もう楽しみは来月の新刊しかない! と新年早々後ろ向きで恐縮ですが、2月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 さて2月は新作こそ少ないものの、点数自体はかなりのもの。
 その新作としては、平谷美樹がweb連載していた作品の文庫化である『口入屋賢之丞江戸を奔る(仮)』が登場。また、新刊情報では題名未定でしたが、双葉文庫から刊行される鳴神響一でということで、まず間違いなく『おいらん若君徳川竜之進』シリーズの第3弾であろう作品も楽しみであります。

 また、復刊・文庫化の方では、本編はもちろんのこと、各巻に収録の作者あとがきが面白すぎる(第2巻での告白には仰天!)風野真知雄の完本『妻は、くノ一』第3巻が登場。作者の作品では(これは新作ですが)『おさらば座敷牢 勝小吉事件帖』も期待です。
 そして谷津矢車『曽呂利 秀吉を手玉に取った男』は、単行本版から何と数割程度加筆修正が入っているとのことで、元がユニークな作品だっただけにこれは楽しみです。

 そのほか、畠中恵『明治・金色キタン』、田牧大和『彩は匂へど 其角と一蝶』、小松エメル『総司の夢』、周防柳『蘇我の娘の古事記』と楽しみな作品が並びますが、面白いところでは田辺聖子の平安ファンタジー『王朝懶夢譚』も復刊であります。


 さて、漫画の方は完全にシリーズの新刊ばかりですが、しかしラインナップが素晴らしい。
 和月伸宏『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編』第2巻、永尾まる『猫絵十兵衛 御伽草子』第20巻、唐々煙『煉獄に笑う』第9巻、岡田屋鉄蔵『MUJIN 無尽』第6巻、北崎拓『ますらお 秘本義経記 波弦、屋島』第4巻、石川優吾『BABEL』第3巻、重野なおき『真田魂』第2巻――時代も内容も様々ですが、待望の新刊ばかりであります。

 そして海外を舞台とした作品の方も、岩崎陽子『ルパン・エチュード』第3巻、許先哲『ヒョウ人 BLADES OF THE GUARDIANS』第2巻、伊藤勢『天竺熱風録』第5巻と、これまた期待の作品が並んでおります。


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2018.12.16

2019年1月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 師走とはよく言ったもので、月が変わって以来忙しさにかまけていたら、気がつけばもう月の半ば。新しい年も目前ですが、まず気になるのは来月の発売スケジュールです。というわけで1月――来年最初の時代伝奇アイテムの発売スケジュールであります。

 といっても12月に比べるとそれほどは発売アイテムが多くない1月。それでも注目の作品は少なくありません。

 まず何よりも必読は、武内涼『謀叛花』。作者の代表作である『妖草師』シリーズの最新巻にして完結編とのことで、これは残念ではありますが、最後の盛り上がりを楽しみにしたいと思います。
 そしてもう一つ大いに気になるのは、築山桂の双葉文庫からの新作です。タイトルは未定のようですが、作者のブログを見るにデビュー作シリーズの新作とのことですが――だとしたら!

 そのほかの新作では、廣嶋玲子『妖怪の子預かります 7 妖怪奉行所の多忙な毎日』、仁木英之『レギオニス 望京編』に注目であります。
 また、文庫化・復刊では、垣根涼介の室町ロマン『室町無頼』、そして復刊も順調に進行中で本当によかった瀬川貴次『暗夜鬼譚 血染雪乱(仮)』が要チェック。また、創元推理文庫からの末國善己編の時代ミステリ集は、『櫛の文字 銭形平次ミステリ傑作選』が登場です。

 一方、マンガの方では湯野由之&蝸牛くも『天下一蹴 今川氏真無用剣』の第1巻が登場。『ゴブリンスレイヤー』の作者の幻の作品の漫画化ということですが、さて……
 また、ちさかあや『狂斎』第1巻も楽しみなところです。

 そして、吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第14巻、梶川卓郎『信長のシェフ』第23巻、川原正敏『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』第11巻もお待ちかねの続刊。
 肋家竹一『ねじけもの』第3巻と秋月カイネ『Fの密命』第2巻は、残念ながらこれで完結。いかなる結末を迎えるか、期待したいと思います。


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2018.11.11

12月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 もう11月、気がつけば気温も下がってきて冬が近づいてきたことを感じさせます。2018年も終わりが目前ですが、忙しい年末だけに、刊行される本の数も少ないのではないか――などと心配してみれば、全然そんなことはなかった! というわけで12月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 さて、そんなわけで想像以上に充実の文庫新刊ですが、まず注目は平谷美樹『唐金の兵団』――『鉄の王』シリーズの最新巻ですが、果たして舞台はどの時代なのか、あらすじだけでは謎なのがまた楽しみです。
 そして過去作2作が復刊されたと思えばついに新作も登場! の霜島けい『のっぺら同心 あやかし同心捕物控(仮)』、好調シリーズ第3弾の鳴神響一『江戸萬古の瑞雲 多田文治郎推理帖』とシリーズものの楽しみな新刊が続きます。

 その他、作者初の忍者もの(?)の赤神諒『神遊の城』、乾緑郎のピカレスク『悪党町奴夢散際』、カクヨム発の明治ものである作楽シン『ハイカラ娘と銀座百鬼夜行』、内容は不明ですが作者的に一筋縄ではいかないであろう山本巧次『江戸の闇風 黒桔梗裏草子』と、気になる新作の目白押しであります。
 気になる新作といえば、もう一作、主に児童書で活躍してきた中国ものの名手・渡辺仙州の一般向け作品『三国志博奕伝』も必見です。

 そして文庫化・復刊では、風野真知雄『完本 妻は、くノ一 2 身も心も/風の囁き』、西條奈加『睦月童(仮)』が要チェックでしょうか。


 そして漫画の方では、麻貴早人の異形の平安絵巻『鬼哭の童女 異聞大江山鬼退治』第1巻が登場。また、蜷川ヤエコの『モノノ怪』コミカライズは、ついにラストの『化猫』上巻の登場ですが、合わせて以前全2巻で刊行された『怪 ayakashi 化猫』も、『モノノ怪前日譚』と銘打って1巻本で登場とのことです。

 そしてシリーズの続巻では、この先の展開が色々と心配なTAGRO『別式』第4巻、昆虫忍者の死闘が続く速水時貞『蝶撫の忍』第3巻、相変わらず絶好調の野田サトル『ゴールデンカムイ』第16巻、るねっさんす情熱は健在の寺沢大介『ミスター味っ子幕末編』第3巻と楽しみな作品ばかり。
 その他、原哲夫『いくさの子 織田三郎信長伝』第12巻、灰原薬『応天の門』第10巻、かどたひろし『勘定吟味役異聞』第5巻、瀬下猛『ハーン 草と鉄と羊』第5巻と、一通り読むだけでも大忙しになりそうな年末であります。


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2018.10.08

11月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 酷暑に痛めつけられ、台風の連打に戦き、ようやく秋がやってきた……と思えば、もう来月は11月。今年ももうラス2! と時間の流れの早さには驚くばかりであります。というわけで平成最後(今頃気づいた)の11月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 残念ながらここ数ヶ月に比べると点数がかなり少ない――特に新作はほとんどない――11月。そんな中、文庫新刊では、鳴神響一『鬼船の城塞 南海篇』が登場。あの快作海洋時代伝奇小説『鬼船の城塞』の続編でしょう。これは楽しみであります。

 ……と、今月の新作はこのくらいで、あとは復刊。10月の『血路』に続き復活の名作である長谷川卓『嶽神伝 死地』、単行本では完結したばかりのシリーズが文庫刊行スタートの輪渡颯介『溝猫長屋 祠之怪』、と来て、堀川アサコ『月夜彦』や折口真喜子『おっかなの晩』も要チェック。
 そして畠中恵のしゃばけシリーズ『おおあたり』の文庫化に合わせて、『新・しゃばけ読本』も刊行で、これは楽しみであります。


 さて、漫画の方は、こちらもシリーズの新巻のみ。個人的には揃って数ヶ月に一度のお楽しみである吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第13巻と賀来ゆうじ『地獄楽』第4巻をはじめとして、楠桂『鬼切丸伝』第7巻、シヒラ竜也『バジリスク 桜花忍法帖』第5巻、室井大資『レイリ』第5巻と続きます。

 また海外ものでは真刈信二『イサック』第5巻と皆川亮二『海王ダンテ』第6巻が登場であります。


 ……いささか寂しいラインナップですが、11月は今年読み残した注目の新刊のフォローに「も」充てるといたしましょうか。


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